6月16日 金曜日の朝。
幼稚園に咲き出した
夏を知らせるお花たち。
蝶々さんたちも
やってくる。
捕まえたい
子ども。
昨日までお休みしていた
お友だちも やってくる。
嬉しい 池さんたち、
もうこんなに
お友だちになっていたのだと
嬉しい朝。
イモムシさんも
やってくる。
嬉しい子ども。
イモムシさんは
嬉しくないかもしれないいけれど
虫とり名人の
海さんたちの仕事。
カナブンも捕った。
一緒に住まわせるわけにはいかない。
せっかく捕った蝶を空へ返した時の
表情。
身体の中を
思いきり動かしながら 生活する
子どもたち。
そして午後。
スズメたちを
木の枝にとまらせたい 海さんたち。
子どもたちの持つイメージを
形にするために
手伝う保育者。
いっしょうけんめいな
午後。
そして今日
6月19日 月曜日。
修理やさん
早朝出勤。
ぼくもやりたい 修理やさん。
「道具ぜんぶ作りたい。」
こちらは リボンやさん。
思いおもいのリボンを
作っている。
「ヒラヒラしてるの」
「○ちゃんみたいに」と
自分のイメージを
保育者に伝える子ども。
パーシーも
やっぱり作りたい。
これはトンカチ。
ティッシュをギュウギュウに
詰めるといいのだ。
「あたしがつめてあげる」。
消防士たちの
仕事も始まる。
花びらで色水。
夏になってきた。
去年の夏
ここの工事の杭に止まった
トンボを思い出し、
再び挑戦!
去年は偶然だったけれどね。
ダンゴ虫を捕っていたら
偶然の発見。
ミミズだ!
「ミミズも飼おうね」
「これはワラジムシかな」
幼稚園の朝、
偶然から始まる
遊び。
お友だちに
刺激されての遊び。
続いている遊び。
どの遊びにも
保育者たちの神経が
働いている。
子ども1人ひとりが
考えて、
もっとおもしろく遊べるように。
自分の力が使えるように。
きょうだいげんかの
子どももいる。
このカップが
気を取り直すきっかけになる。
何も言わなくても
気持ちを汲むだけで立ち直る。
お友だちと
保育者。
イメージを共有する
いちばんの教育環境―――。