幼稚園の卯波。
春から夏への
変わり目の季節なのだ。
お庭の木々が作ってくれる
濃い木陰の嬉しさ。
帽子いらずのありがたさ。
あ、
忍者出勤!
忍者、お姉さん発見!
そう、今日は嬉しい日。
小学校のお姉さんやお兄さんが
幼稚園に帰ってくる日。
嬉しい 嬉しい
子どもたち。
大好きな♪ことしのぼたん♪
「あたしもう帰る。お母さんが呼んでるから」
「じゃあ さようなら」
「だれかさんのうしろに へびがいる」
「あたし?」
「ちがう!」
「あたし?」
「そう!]
あっ つかまっちやった!
♪ことしのぼたんは よいぼたん
おみみをからげて スッポンポン♪
わらべうたを聞きながら
おせんべいをいただく。
「あ、おいしい、海苔の味!」
幼稚園の木陰でくり広げられる
子どもたちの リズミカルな遊び。
野球が始まる。
小学校のお兄さんたちが一緒だから
楽しい!
ついこの間まで 幼稚園の
子どもだったお兄さんたちも
楽しい。
楽しくて たまらない!
お庭の歓声を聞きながら
作りもの。
お人形たちだって 劇をしたい。
だから
お面を作ってあげているのだ。
お母さんが作ってくれたお人形だもの。
大切にかわいがっている。
小学校のお姉さんが
ここにも。
ちょうちょの羽の お手伝い。
「あっ、 ウンモンスズメ!」
「はっぱみたいね」
「おもしろいね」
運転を譲ってくれて えらい
くのいち。
幼稚園のお庭に
おっきな
ダンゴ虫が。
あっ 乗り込んだ!
これ 乗りものなの!
こっちは
本物のダンゴ虫!
ツリーハウスで 朝ごはん。
「あっ スズメさんが飛んだよ!」
小学生、
ひさしぶりの工事。
ひよこさんたちに
「近くに来ちゃ あぶないよ」。
小さい人たちだって、工事が上手。
野球だって
ほら、
このとおり!
月曜日の幼稚園。
それぞれの充実に向かって、
子どもたちと保育者たちの
いっしょうけんめいが始まった―――。
おまけ
今日は海さんたちの母の日。
素朴な木のキャンバスに
ペイントマーカーで絵を描いて
お母さまにプレゼント。
ありがとうに
ありがとうで答える
嬉しい母と子。
子育ては 苦楽しい。
苦しい時があるから
楽しさも深くなる。
そう思って がんばろう――!