凍える朝。
雪寄せ草に咲く
氷の花。
うなだれるクリスマスローズ。
お池には厚い氷が。
乗ってみよう と
あやこ先生。
わぁ!
びくともしない!
ぼくも乗ってみよう。
ちょっと怖い。
なかなか割れない氷。
わぁ、こんなに厚い。
こちら側はとても割れそうにない。
お池の氷がこんなに。
わぁ、きれい!
冷たい!
ガラスみたい!
窓みたい!
プラスチックみたい!
氷できなこもち作るんだ。
ここは暖かそうだが、
今日はあまりに寒いので、
少し遊んだらお部屋に入ろう。
あ!
川さんたちが氷に乗っている!
すごい!
みんな勇気がある。
池の組では
♪さるかに♪が始まっている。
4,5月の誕生会の演目なのに
よく覚えていること。
何回も劇ごっこしているものね。
それぞれ好きな役に
なっているのだけれど、
悪いサルの役も
必ず誰かが買って出てくれるので
えらいなぁ と思う。
謝るおサルさんに
喜ぶハチさん。
お庭にいた人たちも、
もうお部屋で遊んでいる。
女児たちに頼まれて
王子さまの役をすることになった。
引き受けてえらいこと。
川の組。
昨日からの遊びが進化している。
上がったり
下がったり、
♪ぎっこんばったん♪も
おもしろい。
一心不乱の子ども。
こちらはバーベキューだ。
おいしそう。
♪舌切りすずめ♪が
始まった。
それぞれの役を*する*のではなく、
その役に*なって*いるのだから
すばらしい。
見入ってしまう。
私たちの先生は子どもたちだ と
本当に思う。
お別れの場面は
本当に涙が出る。
海の組からは
太鼓の音。
60年使った太鼓が新しくなって、
嬉しい海の組。
カルタ取りの
グループ。
おでかけごっこのグループ。
おまわりさんもお仕事。
こまを作るグループ。
ここではこまを回している。
自分の作品が美しく回るので
満足の子どもたち。
回したり、
色や模様を足したり。
色粘土がだんだん乾いてきた。
早く遊びたい子どもたち。
今日はカレーようちえん。
腕によりをかける
お料理サークルのお母さまたち。
いただきまぁす。
フーフー。
フーフー。
あー、
熱くておいしい。
おいしい
おいしい
ほんとにおいしい。
うちのカレーと全然違う。
リンゴが入っているんだって。
おいしい
おいしい。
幼稚園のカレーって
ほんとにおいしいよね。
おやすみの人、
かわいそうだねぇ…。
海さんたちは、
あと何回
幼稚園のカレーを
味わえるのか。
そんなことはわからずに、
ずっとずっと
この日が続くと思っている
海の組。
おかわり!
おかわり!
カレーのおかわりはあるけれど、
幼稚園の日々のおかわりはないのだ。
子どもたちと
充実の日々を生きよう―――!