子どもの心持ち 2016.06.22
また落ちてきた梅雨の粒。
今日も
お部屋で仲良く遊ぼう!
川さんは
もう ♪3びきのこぶた♪の
準備をしている。
池さんも
何の役をしようかなと
考えている。
泣いている人も
すぐごきげんに。
音楽劇は
おもしろい。
子どもは
いい意味で 終始うっかりしている。
それがいい。
それだから育つのだ。
音楽劇は
演じるのはもちろん、
見るのもおもしろい。
小さい人は特に、
自分で表現しているかのように
錯覚してくれる。
それがいい。
「ママ、今日ね、オオカミやったんだ」と、
やってもいないことを言っても、
それはウソではない。
やったように思い込んでいるのだ。
それは、やったことと同じこと。
そんなに夢中になって観た
ということだ。
「ウソでしょ」などと
言わないでほしい。
オオカミの役は
いい役じゃないから と
不人気な年もあるけれど、
今年はありがたいことに
代わり合ってやっている。
悪い役も
いい役だ。
子どもの世界の心は
広い。
まちがっても
許してもらえる。
まちがったら、
まちがわない自分に
なればいいのだ。
池川劇場にやってきた
海さんたち。
食べもの屋さんの
移動販売だ。
おいしいお菓子に夢中な
池さんたち。
おいしいお菓子より
新幹線に夢中な子どもも。
お金を持ってきた子ども。
「あたしが買ってあげる」
「全部で2,000円です」
「えー 高い!」
「じゃあ 200円でいいです」
おいしい
おいしい。
川さんたちは
あの難しい ♪はなつなぎ♪。
できた できた!
きれいなお花!
♪あまだれぽったん♪。
「あたしも入れて」
ポッタン コロコロ
どこへ行く。
池さんの楽隊。
思いおもいの
リズム打ち。
リズミカルなお部屋。
遊ぶ子ども。
意欲がみなぎる
海の組。
やりたいことが
たくさんあって、
大忙しだ。
お母さん先生が
保育に参加しているけれど、
子どもたちの”夢中”に気おされて、
援助のタイミングがわからない。
幼いと思っていた
海さんたちが、
年長さんらしくなってきたことに
驚く。
川の組では
元気な弟ブタ役の
ジャンケン。
次々に役が決まる中、
ニワトリ役を引き受ける子ども。
本当は弟ブタをやりたい子ども。
どの人も、
ただ遊んでいるわけじゃない。
よく遊ぶためには
ガマンも大切。
えらい えらい
子どもたち。
ここにも、
本当は
弟ブタをやりたい子どもが…。
泣いているお友だちを
気にしながら、
表現を続ける子どもたち。
アリさんは
重いレンガを運ぶ役だ。
あやこ先生だって
重い子どもを乗せて
がんばる!
みんな いいお友だち。
オオカミが登場すると
お部屋の空気が一変する。
このオオカミさんも
身体がよく動く。
顔までオオカミになっているところが
すばらしい。
「たすけて~!」
助けてくれる
お友だち。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
フィナーレの感動!
みんな本当に仲良しなのだ。
めでたし
めでたし。
本当に
めでたし
めでたし。
お友だちって
なんていいのだろう。
幼稚園って、
なんていいのだろう―――!