幼稚園の朝 2016.05.11
雨上がりの幼稚園。
昨日も今日も大忙しのお花先生。
10時から卒園母の
“けやきの会”が始まるからだ。
大忙しは人間だけではない。
小鳥のお母さんだって大忙しだ。
ね、
バードハウスは
こんなに子だくさんなんだもの。
電車になる子ども。
虫捕りの子ども。
ラベンダーが
いい匂い。
和菓子屋さんの子ども。
「かしわもち いかがですかぁ!」
「わぁ、おいしそう!」
「いただきまぁす!」
仲良し2人。
あ、もう1人。
なるほど、虫の図鑑か。
あっ 捕まえた!
ダンゴムシいるかな。
「あっ いた!」
「かしわもちいかがですか?」
「食べ終わったら返してね」
あれ?
持ってっちゃった。
「おいしい?」
幼稚園の朝。
いつのまにか
保育が始まる
朝。
子どもたちは
自分が教育を受けているなんて
知らない。
自分はただ遊んでいる
と思っている。
転んだ子どもに
柏餅を差し出す子ども。
「ほらね。おいしいよ」
と お友だち。
「いいお友だちね」と先生。
お母さまへの
プレゼントを作る
子ども。
“ままだいすき”。
心がこもる。
ママにはナイショなの、
という人もいるのに
写真を撮ってしまった。
知らないことにしてほしい。
遊びが続く
川の組。
いいお顔をしている。
おままごとの
お母さん2人。
お母さんが
もう1人。
「幼稚園はトクベツだから
お母さんが3人でもいいものね」
作る子ども。
子どもの手になる先生。
砂場の子ども。
こうしよう、ああしよう、と
夢中だ。
連結したい子ども。
同じスピードで行かないと
離ればなれになってしまう。
池さんたちには難しい。
池さんのお部屋。
それぞれが
思ったことを
やりとげたい。
小さくたって
満足したい。
遊ぼう。
遊ぼう
遊ぼう
遊ぼう。
いろんなことを
考えて。
遊ぼう
遊ぼう
遊ぼう
遊ぼう。
大好きなお友だちと。
心も
身体も
思いきり使って。