5月の緑のように 2016.05.09
おはよう!
おはよう!
ひさしぶりの幼稚園。
みんな少し大きくなって
やってきた
嬉しい朝。
石の下のダンゴムシさんにも
おはよう!
カエルさんにも
おはよう!
あっ ぶつけちゃった!
「いたいのいたいの とんでいけー!」
それぞれの朝。
充実へ向かっての遊びが
もう始まっている。
幼稚園の時計は
子どもの時計。
子どもの世界の
時間には
区切りがない。
たっぷりとした
子どもの時間が
流れる。
ダンゴムシも
カエルも
イモムシも
お花も
葉っぱも、
子どもたちの
仲間だ。
ヒロインたちのショーが
始まった。
ヒーローのお兄さん
ありがとう。
優しいお姉さん
ありがとう。
手足に神経を使っているから
相手に当たらない。
うまく身体を交わしている。
ああ、
それなのに。
うっかり落っこちてしまった
お兄さんヒーロー。
みんなに助けてもらって
嬉しいお兄さん。
ショー再会。
戦いごっこは
ごっこだから楽しいのだ。
いいのができた!
満足!
満足!
お花を飾って
「バニラ味!」
繋がろう!
繋がろう!
「ぼく慣れてるから
代わってあげる」
「しっかりつかまって!」
あっ 交代したのだ!
えらいえらい。
ゆっくり運転して
えらいえらい。
あっ植木鉢。
海さんたちは
朝顔の種まきの準備を
始めたのだ。
「前の海さん、朝顔で
ジュース作ってたよね」
「ぼく ブランコ押したいの」
ブランコは
漕ぐのも
押すのも
難しい。
♪とおくのおやま♪が見えるかな。
「恐竜の赤ちゃんかな?」
(テントウムシの幼虫)
「きっと お花が好きだよね」
川の組では
さっき作った
バルタン星人が
大暴れ。
さあ大変!
いい脚になるように、
いい手になるように、
注射しなくちゃ。
誰かがいると
つい仲間に入る
池さんたち。
そのうち きっと
心の友になる。