教育のふるさと

風光る 木曜日。

イチョウの雄花が花筵になっている。


お庭の変化に目を見張る朝。


さっそく虫を捕らえた子ども。

キノコを見つけた子ども。

リレーをしたい子ども。

誰かが始めると 次々にやってきて


リレーらしくなってくる。

走ることはおもしろい。


自分の足が地面を蹴って

風を切って走れるようになったのだもの。


どんなに嬉しいことだろう。

走れ走れ!


風になって走れ!


電車が好きな子ども。

特急列車「湯布院の森」を作りたい。

担任は子どもの手の代わりだ。

子どもに乗り移るようにして 一緒に作る。


まわりの子どもも何か作りたくなる。



砂場の仲良しさん。

三輪車の仲良しさん。

ぼくもペダルを踏んで走りたい。


「湯布院の森」と競走。

ここは駅。

いい駅だから

おいしいもののサービスがあるのだ。


賑やかな山の組。

このお宅の日常生活の

楽しいこと楽しいこと。

幼児にとって 日常生活そのものが

教育なのだなあ。



大好きな雲梯 くもばしご。

渡っていったら


テントウムシに会える。



石をどけると ダンゴムシに会える。

山の組へ行くと

鉄道員に会える。

仕事は続くよどこまでも。

森の組の新入社員も

お客様を乗せ 電車を走らせている。

こちらのお宅には お母さん役の森さん。


ツリーハウスの下では パティシエたちが

おいしい匂いをさせている。


キリンさんはブルーベリーパイをごちそうになっている。

嬉しそうなキリンさんに

満足の子どもたち。


虫になっている子どもと

虫を飼っている子どもが

お弁当を食べていると


卒園した1年生が。

嬉しい子どもと保育者。


数年前の6月のこと。

1年生のⅯちゃんがやってきて言うことには

「学校のことはもうわかったから

また幼稚園に来ることにしたってみんなに言っといて」。

かなえられなかったことは言うまでもないが

時々やってきて 潤いの補給をしてほしい。

ここは みんなの大好きな

教育のふるさとなのだからーーー。