カレーの味 幼稚園の味


今日は おいしいカレー幼稚園。

うんと小さい森さんたちは

そうとは知らずに

いつものように遊んでいて いいなあと思う。

事前の説明 言い聞かせ。

小さいお耳に いらないことを

詰め込みたい大人は多いけれど

きっと 自分が不安なのだ。


いっぱい遊んでおなかがすく頃

どこからか

おいしいカレー屋さんが やって来るのだ。



山さんたちは

おいしいカレーを楽しみに 一生けんめい遊んでいる。


こうしよう と思ったことを

形にしようという意欲が


山のお部屋に満ちている。


今年の霜柱は                                                                                                  
お庭の隅にちょっとあるだけなので

霜解けで滑らず


思い切り走れる。


霜解けでぬかるんだお庭を

誰も転ばず走っていた


あの身体の使い方を

学べなくなってしまったけれど。

都合がよいこと

便利なことの向こうには

失うものがあるのだなあ。


厨房のカレー屋さんたちも

子どもたちとおんなじに

朝から一生けんめい。

おいしいカレーを作ろう

思いを形にしようという意欲が

厨房に満ちている。

「おいしいカレー できました!」

腕前発揮の母たち。


カレー屋さんは 森の組へ。

「いただきます」の前に


初めてのカレーを ちょっとペロリ。

「いただきます」

こんなに小さい人たちが


ママのいつもの味と違う

幼稚園の味カレーを

一生けんめい お口に運んでいる。


おいしいから 誰も何も言わず


静かなお部屋で


幼稚園の味に夢中な森さんたち。


カレー屋さんたちの大好物は

この無心な子どもたちだ。



山の組にも カレー屋さんが。

この日を楽しみにしていた 山さん。


大好物のカレーを いただきます!

山さんたちのすばらしい食思。


おいしいカレーに熱中だ。

おっと出ました。

「サイコー!」が。


その後はまた ひたすらカレーに熱中。



2月に 卒園中学生が


社会体験に 園を訪れる。

その日に合わせ


カレー幼稚園やろうね!と 母たち。

園児たちもきっと嬉しい。


中学校へ行っても

カレー食べに来ていいんだと

考えるに違いない。

ありがとう ありがとう


カレー母たち ありがとう!

母たちの意欲と意志に感謝する


おいしいカレー幼稚園ーーー。