よく降る雨。
昨日作ったサメと再会する
山さんたちの朝。
積み木のお部屋では
大好きな♪くまちゃんの体操。
リズムに合わせ
いろいろな動物になって
夢中で躍って遊んでいると
身体中が嬉しくなる。
身体が嬉しいと
心も嬉しい。
嬉しいから
自分の持っている身体の力を
精一杯使う。
動物になって 動いているうちに
いつの間にか 知らずしらず
肩甲骨をこんなに動かす。
夢中で遊んでいるうちに
心も身体も育っていくのだ。
これが 幼児の体操だ。
山のお部屋の女児。
自作の絵本の読み聞かせ。
森のテラスの待ちぼうけ。
まだ来ないお友達を 待っている。
あたしたちは 作りたい。
あたしたちは お散歩なの。
お散歩していたら
お菓子屋さんを見つけた。
どれを買おうかな。
小さい森さんたちの
熱中が始まる。
ベビーカーが衝突。
「あらあら！」
これが ふざけ遊びにならないよう
気をそらす 保育者。
和やかな森の組。
テラスでも遊ぶ。
お友達も やって来る。
すぐそこがお庭なので
まるでお庭で遊んでいるような味わいだ。
積み木のお部屋に響く音。
ホームランだ！
飛距離がすごい！
かぶすに2点目が入る。
あっ また打った。
また ホームラン！
野球ごっこなんだけれど
みんな本気だ。
だって これ運動会でやるんだもの。
あっ また打った！
タッチ届かず ランニングホームラン！
どじゃーすに 4点目。
幼児の発達 その通りの鏡文字だ。
打つこと 打つこと！
バッターも ピッチャーも
どちらも素晴らしい。
まるで 野球の映画を見ているかのよう。
いつの間にか 知らずしらずに
お友達同士の間で
イメージが共有され
運動会でできるようにという
目的が生まれたのだ。
年長児と年中児のチームなのだけれど
目的に向かって 頑張っているのだなあ。
製作の子どもたちも
自分の思いを形にしたい。
遊ぶために作っているのだ。
子どもたちの中に 旺盛な意欲と意志を感じる
秋雨の幼稚園ーーー。
