自然幼稚園の しあわせ

火曜日は 八面六臂。

園芸サークルのお母様たちと

お花先生が活躍する日。

鉢で育てた 樅の木を

お庭に移植の 大仕事。

穴掘りは おもしろい。

昭和のころの 幼稚園のタイルや

根っこに住んでいた 幼虫たちが

顔を出すからだ。

嬉しい子どもたち。

園芸サークルと 子どもたちは

大の仲良しだ。

和やかな空気が お庭に満ち

ベソをかきながら やってきた

小さいお友達も

いつの間にか ママを忘れて遊んでいる。

こんなふうに 間接的な

雰囲気づくりもあるのだと

園芸サークルから 学んだ。

子どもたちと

園芸サークルのお母様たちは

自然幼稚園の仲間だ。

どこにどんなお花が 咲いていて

どんな蝶々が 飛んでくるのか

どんな虫が住んでいるのか

園芸サークルのお母様たちと

大きい子どもたちは 知っている。

新しい 小さい人たちだって

ここが 自分のお庭になるのだ。

クリスマスが来たら

樅の木を美しく飾ろうと 楽しみな

自然幼稚園の しあわせーーー。