教材としての 音楽リズム

日差し春めく月曜日。

山さんたちは

早速 先週の続きの穴掘りを始める。

アメリカまで掘るつもりだ。

化石の発掘も。

これは 掘り出した砂。

♪工事をしている工事場だ~

まるで 誕生会のくーちゃんたちの 工事のよう。

お部屋では ♪白雪姫。

年長さん最後の誕生会が

楽しかったのだなあ。

誕生会のステージのイメージを

友達同士で共有できるから

こんなにおもしろいのだ。

幼稚園というところは

環境による教育をするところ。

土や砂や植物たち。

園庭の固定遊具や

持ち運べる遊具。

おままごとや積み木やブロック。

粘土や紙やペンやハサミ。

子どもの世界に必要な 具体的な環境を

用意してあれば

そこから 遊びが始まる。

けれど 楽器は用意できても

歌やダンスや音楽劇は

大人たちがやってみなければ

子どもたちの遊びの環境には なり得ない。

だから お母様方と保育者たちが 子どものようになって

誕生会のステージで

仲良く楽しく リズミカルに

歌ったり踊ったり 劇をする。

それらが皆 子どもの世界で生きるのだ。

自分たちの工夫がプラスされて。

心が動くと 身体が動く。

身体が動くと 心が動く。

表現するとは なんておもしろいのだろう。

リズムのある生活は

幼稚園だけでなく

母と子の日常をも 潤している。

創造性を培うための

音楽リズムの教材の すばらしさ。

生み出してくださった先生方には 感謝してもしきれないが

この教材たちを 大切につないでいかなくては

子どもたちのために。

そう心に誓う 草青む幼稚園ーーー。