母と子の絆

寒風の木曜日。

お庭の砂けむりからのイメージか

”花火”のダンス 久し振り。

お菓子工場を 作りたい子ども。

おいしいクッキーやチョコレートが

次々に運ばれてくるイメージか。

おいしい匂いが漂って

集まってくる お客様たち。

お庭はすごい砂嵐だけれど

森のお部屋は 幸せいっぱい。

一生けんめいな遊びが 繰り広げられている。

子どもは遊ぶ。

子どもにとって

遊ぶことは 生きることだ。

「もう 夜です!」

「うちはまだ 朝だよ」

こっちは 夜なのね」

「ここは 夜のびょういん」

救急車が 患者さんを運んだり

工場の車が 夜間工事をしたり。

「コケコッコー!もう朝です!」

休まず続く 工事。

さっきまで 患者さんだった動物たちも

工事がしたくなっちゃった。

「コケコッコー!」

朝だもの お店屋さんにはお客様。

小さいけれど

持っている自分の力を 精一杯使って

お友達と イメージを共有しているのだ。

山の組のご家庭は夜。

子どもたちは 眠っている。

こちらは 夜も稼働中か。

新システムの 豆製造機。

鬼の気配を感じるらしく

特大升に 大量生産だ。

工夫することは おもしろい。

こちらは気象予報士か。

明日は雪なのか。

それとも嵐か 砂ぼこり。

あ、朝になったようだ。

お母さんはまだ起きない。

積み木のお部屋では

ヘビの研究が 続いている。

モジャモジャという生物も

元気にしている。

ここ、移動のための車なんだけれど

いろんなオプションがついていて

研究や勉強ができるため

朝食が済んだ お隣さんの大学生も利用。

気象予報士も 便利に使っている。

大きい人たちのアイデアは 尽きない。

森さんたちだって

先生の手を借りながら

さっきからの遊びが 続いている。

こんなに荒れた 砂あらしの日なのに

こんなに安心安定して 生活できるのは

お母様との 嬉しい日常があるからだ。

母と子の間に 太い絆があるからだ。

それがなければ

保育者たちが どんなに力を尽くしても

持って生まれた 子どもたちの力を

伸長させることは できないだろうーーー。