落ち葉と子ども

水曜日の幼稚園。

落ち葉の小径を歩く 朝。

今日もいいことを考えて

一生けんめい 遊ぼう!

落ち葉がだんだん 乾いてきた。

「焼きいもやりたい」と 森さんたち。

「焼きいも!」

「焼きいも!」

誰からともなく 落ち葉集めが 始まる。                                                                                            このあいだの焼きいも おいしかったものね。

山さんたちのお部屋。

作って遊んで

遊んでいるうちに

またいろいろ思いついて

また作る。

お友達の思いつきやアイデアに

イメージが広がって

作って遊んで また作る。

おもしろくてたまらない。

おもしろいから 遊びのイメージが継続する。

友達どうしで

遊びを広げたり深めたりできるよう

保育者が 一人ひとりを支えているからだ。

お花畑ステージでは

森さんたちの大好きな♪みちぶしんが。

小さいお手々で作る どろだんごは

こんなに大きくなってきた。

アスリートかぶしきがいしゃを 訪問する

きけんせいぶつけんきゅうじょの スタッフたち。

サッカーワールドカップごっこ。

このサッカーボールには

落ち葉が詰まっている。

生き生きとした遊びが繰り広げられた 午後

始まった 落ち葉焚き。

熊手の功用。

団扇の功用。

落ち葉焚きの 素朴な必須アイテムだ。

身体を使って コツをつかむのに

こんなに子どもたちにちょうどいい道具が

他にあるだろうか。

飾り気がなく ありのままの子どもたちに。

熱い!あつい!

あついから 遠くに避難。

火災の避難訓練ごっこをしている 森さんたちの

イメージの共有にも 役立ちそうだ。

山さんたちの お手伝いの腕前。

よく判断し

小さい人たちに手を貸してあげ すばらしい。

自分達で落ち葉を集め

火を燃やして おいしくしたお芋だもの

おいしくて

おいしくて

おいしくて

おいしくて

おいしくてたまらない。

天の高みから 絶え間なく降ってくる

どっさりの葉っぱたちと

子どもたちの日々が

このままずっと 永久に続くような

そんな気がする

自然幼稚園の初冬ーーー。