創造性を培うために

「おはよう」が嬉しい

火曜日の朝。

昨日できるようになった “横であっちまで”。

ツノがはえた青虫を つかまえる。

砂場では 朝ごはん。

みんな すごい食欲だ。

ダイナミックなお料理。

こちらのお宅は もう夜。

コケコッコー!と 朝が来た。

テレビをつけると 工事の中継。

虫さんたちは 朝ごはん。

お庭では お米の収穫。

「これ ウソッコにお米なんだよ」

テラスまで伸びる道路。

どこにつながっているのかな。

ああ、ずっと作っていたいろいろが

こんな風につながったのだ。

それぞれの持つイメージが共有され

もっとおもしろく

もっともっとおもしろく

遊びが広がってきたのだ。

幼児は 自分の思いを

はっきりとした形にあらわしたい。

はっきり形にあらわれると

こういうものがあったら もっとおもしろい

ぼくはこうしたい

あたしは こうしようと

次々にイメージが喚起され

遊びが広がったり深まったりする。

いつの間にか 知らずしらず

創造性が培われるのだ。

幼稚園の生活は 遊びだ。

子どもたちの遊びの生活をこわさず

その中に教育を入れていく

それが 幼稚園だ。

学校くさい幼稚園。

自由という名の 放任の幼稚園。

そんな幼稚園にはなるまいと思う。

青海雨の幼稚園ーーー。