自然幼稚園で育つもの

水曜日の自然幼稚園の

朝は嬉しい。

あ、何かつかまえた!

「あっ、ガガンボ!」と ついお花先生。

ガガンボっておもしろいから 嬉しいかなと。

「ガガンボとったよ」

「ほら これガガンボだよ」

ガガンボ ガガンボと 言葉遊びのようだ。

ヘクソカズラの時も こうなる。

こちらは クモの巣。まるで鳥もちのようだ。

おお!これは ウンモンスズメか!?

息をひそめて 何か見ている。

あ、絶命した大ミミズを

ダンゴムシが 食べているのだ。

♪食べなければ 生きられない    食べられたら 生きられない

思わず歌ってしまうと

「そういう歌が あるんだね」

砂と水。

自在に形が変わる おもしろさ。

川越まつりには 時の鐘マン・鐘美が参入。

小道具大道具を

作り足す 山さんたち。

ポケモンさんのお家には

ロープウェーが。

ヤモリさんのエサ

つかまえてこなくっちゃ。

森のお部屋は 工事中。

「もしもし?今日は何食べたい?」

「ハンバーグがいい」

もう 夜になったのね。

ヒーローも ごちそうに。

すべり台はおもしろい。

小さい人たちも お友達になってきたのだ。

おもしろい!

おもしろい!

走る走る!

追いかける!追いかける!

逃げる!追いかける!

逃げる!追いかける!お水!お水!

砂場にも お水お水!

幼稚園は おもしろい。

自分も子どもになって

この幼稚園で生活したいと

お母さま方がおっしゃるほど

皆 生き生きと遊んでいる。

子ども時代をやり直したい

母親が増えている。

お母様たち一人ひとりが

自分が育ってきた歴史を背負っての 子育て。

楽なかた 辛いかた。

辛いかたの方が 多いような気がする。

お母様たちも この自然幼稚園で

我が子と一緒に 楽しく育とう。

子育ては 思ったことをやってみて

訂正しながら 前へ進むこと。

この世で最も 主体的な仕事だ。

訂正するお手伝いは

幼稚園がしてあげるから

この自然幼稚園で

育てる者として  育とうーーー。