♪ちらちら ゆき ゆーき
ちょうちょに なあれ
みみに とまれ♪
誕生会の歌が 本当になって
嬉しい朝。
社会体験学習で
幼稚園に戻ってきた中学生。
一生けんめいな 池の組。
1人やって来た その時から
保育が始まる幼稚園に
だんだん
だんだん
お友達が増えて
それぞれの充実に向かっての
遊びが始まる。
保育者たちは
その目で見、
その耳で聞き、
全神経を傾けて
子どもの中身を感じ取る。
1人ひとりの今日を
充実させるために、
自分のことは忘れて
保育に没頭するのだ。
だからこそ子どもが育つ。
川の組の朝。
一心不乱な保育者。
ついこの間
幼稚園の子どもだったお姉さんも
子どもたちの要求に答えようと
一生けんめいになっている。
どの人も
充実に向かって一生けんめいだ。
海の組の朝。
劇、おむすびころりんが
始まろうとしている。
ここにも中学生。
海の組の保育者は
子どもたちの輪の外側から
遊びの達成を
支える存在になっている。
1人ひとりが
育ってきたのだ。
子どもを育てながら、
大人も育つ自己充実保育。
お母様もきっと同じだ―――!