くぬぎ食堂の 朝。
樹液で 朝ごはんのカナブン。
おいしそうな 樹液。
「いっぱいでてる」
今日のはトクベツ甘そうだ。
枝の先にくっつけてみる。
「甘いのかな」
「うん、ちょっとだけ甘い」
「どれどれ」
「うーん なんだかへんな味」
飼育ケースのカナブンにも
朝ごはん。
「あっ カナブン逃げた!」
「あたしもお味見、あ、甘いんだ!」
嬉しいカナブン。
「あれ?何だ?」
うわっ びっくり!
またびっくり!
おもしろいねえ!
わあ お母さんすごい!
ぼくもやろう!
♪びっくり箱♪の曲に合わせて
シャワーがとび出す。
お水がふきだすタイミングが
わかっているから
よけい楽しい。
ビショビショになっても
お着替えがあるから
いいのだ。
おままごとのごちそうに
こぼれ花を拾う女児。
フロックスの花は
ポロッとこぼれ散るのでここに植えてある。
池のお部屋では
映画ごっこが続いている。
ヒロインとヒーローの
物語だ。
小さな池さんたちが
作ったお面や道具を使って
イメージを共有している。
4月からの生活が
積み重なってきて
嬉しい。
七夕のお飾りが
嬉しい。
横断歩道を渡るのも
嬉しい・
子どもたちは
自分たちの力で
遊びの生活を創っている。
保育者は
子どもたちの持つイメージを
引き出したり広げたりして
子どもたちを支えている。
暑くなったので
「プールに入ろう!」と、 子ども。
水を怖がる人がいないので
遠慮なく
いろんなことを試せる。
水の力を借りて
遊んでいるのだ。
子どもは
水が大好き。
水って なんだか
保育者に似ていると感じる
7月の幼稚園―――。