月曜日の発見。
ブラックベリーが食べ頃に。
いつもの幼稚園に
季節の味が加わって
楽しみな朝。
ビワも きっと甘くなった。
捕まえた
オンブバッタ。
砂場の遊び。
遊びに使う
作りもの。
自分で考えたもの。
回転寿司で
朝ごはん。
それぞれの遊びが
始まった。
今日も
新しい始まりだ。
「これ、何だろう?」
「この 白いツブツブ」
「アリさんたちのボールかな?」
「ダンゴムシのボールかな?」
「あれ?このお花か?」
「この花びらかな?」
「風さんが吹きとばしたんだ!」
「やっぱりそうだ!」
発見は嬉しい。
幼稚園のあちこちで
いろいろな発見がある。
ブランコを漕ぐ
身体の使い方のコツだって
新しい発見だ。
自分でコツをつかんだら
嬉しい!
その試行錯誤が
自分自身の力になる。
鉄棒だってそうだ。
お友達のまねをしながら
つかんだコツは 忘れない。
大人に教え込まれて
できるようになったとしても、
自分でつかんだコツとは違う。
応用が利かないのだ。
充実へ向けての熱中が
始まった頃、
2階ホールでは “育ての会”だ。
だから今日も お花先生大忙し。
だから急に
午後の幼稚園。
ブラックベリーや
ビワを味わう
子どもたち。
甘ずっぱい野生の味。
幼稚園の味。
まるで
森の動物たちのような
夢中な表情。
まあるくて
産毛の生えた、
お日さま色のビワと
子ども。
何て似合うのだろう!
6月になると
いつもそう思う。
今年も発見したような
新しい気持ちになる。
自然幼稚園のありがたさを感じ、
また
新しい気持ちがわいてくる。
幼稚園のお庭には
いくつもの発見があるのだ―――!