白く眩しい6月の空。
お庭の宿根草たちが
輝く季節だ。
今日は、海さんたちの
お花植えボランティアの日。
水上公園へ出かける。
お友だちを待つ間の
♪あまだれポッタン♪。
お誕生会、楽しかったなぁ!
園芸サークルとオープンガーデンで
お花先生大忙し。
あっというまに
池さん川さんのお弁当の時間だ。
幼稚園にいながら
お母さまを味わえるのだ。
お母さまのお弁当は
いつもの素朴な味。
いつもおんなじがいい。
さっき へとへとになっても、
いつもの味で蘇る。
おいしいおいしいと
無心でほおばる
子どもを見ていると、
胸がいっぱいになる。
お母さまのお弁当で
育つことのできる幸せを
心の奥底から感じる。
「高階幼稚園はお弁当だから大変」
という世の中に、
大変だからいいのだ、
と言いたい。
大変たいへん!と、
苦しく楽しく、苦楽しく(くるたのしく)
子育てしているうちに
いつのまにか、知らず識らず、
子どもも自分も育っていく。
持っている自分の力を
大いに使いながら。
おなかがいっぱいになると
力いっぱい遊びたくなる。
やろう、やろう!
♪ねずみのよめいり♪。
なんとなく、いつのまにか
役が決まるのが いいところ。
誕生会の楽しさが続く、
幼稚園。
おなかも心も満たされた午後―――。