水たまりの
幼稚園。
雨の日の大人は
いつもより大変だけれど、
いつもよりたくさん
お世話を受ける子どもたちには
嬉しい日。
心が満足して、
今日もいっしょうけんめい遊ぼう!
そういう意欲が満ちてくる。
お花先生は
今日も大忙しのため、
ブログは、登園とその後のようすを
少しだけ。
1人登園したその時から
始まる保育。
たこやき屋さんには
青のりが。
お友だちを待つ子ども。
朝の出会いの
嬉しさ。
1人、また1人
やってくる子ども。
朝の出会いの嬉しさ。
お母さまの手から
保育者の手へ。
嬉しい子ども。
嬉しい保育者。
昨日のさようならがあるから
今日の出会いが新しい。
さようならも おはようも
子どもにとったら
うんとおもしろいのだ。
朝の幼稚園。
新しい出会いの
大切なひととき。
小さいおまわりさんに
下敷「どうぞ」と言われ、
ちょっと恥ずかしいお兄さん。
よかったね、と お友だち。
小さいころ身についた
製作を巡るいろいろが、
年長になると崩れたように
思える時期が来る。
集中力に他の神経が
ついていけなくなるのだ。
熱中しながらも、
平行して紙やハサミの始末が
できるようになるのは、
就学後、かなりたってから。
大人が手伝う時期が
また来たのだ。
だんだん
だんだん
集まってくる子ども。
メイクアップアーティストたちの
研究。
かわいいおまわりさんにも
「お化粧してあげる」。
先輩おまわりさんと
朝のあいさつ。
親切なお兄さんたち。
「これ作って」
「お面?おもちゃ?」
親切なお姉さんたち。
川の組。
製作準備の鉄道員。
今日も
♪タタロチカ♪が楽しい
音楽隊。
ぼくも入れて と研究員。
今度は♪工事場♪やってね と
工事のおじさんたち。
積木の工事が始まるのだ。
音楽隊は
楽器で応援。
いつのまにか、
あちこちから
応援隊がやってくる。
身体が奏でる音楽の力は
すごい。
池の組も
お友だちの顔が揃ってきた。
大好きな先生。
作った靴が滑るからと
底に輪ゴムを貼ってもらう。
「あ、これなら滑らない」。
園生活の一つひとつが
教育だ。
何気ない日常の中で
いつとはなしに
いつでもしているのが
幼児の教育。
これがわからないと
幼い人たちは育たない。
子どもたちの外側でなく
その中身を見抜く、
レントゲンやMRIのような目が
あったらと思う、
雨の幼稚園―――。