幼稚園、夏の日常 2016.07.08
幼稚園は夏の日差し。
日向はこんなに眩しいけれど、
木陰は涼しい風が吹く。
幼稚園に昔から住んでいる
ケヤキたちのおかげなのだ。
子も母も
涼しい園庭が嬉しい。
まるで故郷に帰るように、
親戚の家に行くように、
幼稚園にやってくる母と子。
昨日の♪小さいようちえん♪の
余韻。
9月から幼稚園児になるんだもの!
お母さまが見つけたカナブン!
「あっ あそこにもいる!」
「あそこにも!」
♪しーずかに だまって
そーっとねらって…♪
「つかまえた!」
樹液の朝ごはんに
夢中なカナブン。
虫網を伸ばせば
なんとか捕れるかもしれない。
お母さまたちも
夢中だ。
いつのまにか
始まっている
幼稚園の充実保育。
こんな場面も
先生はきちんと見ている。
ぼくだって
もうすぐ幼稚園。
海さんのお部屋では
乗りもの作りの相談。
こちらは
秘密基地。
川さんたちは、
昨日の続きの
電車ごっこ。
変身に使う衣装には
ヒマワリ模様。
♪おおきなおかおの ひまわりさん
おひさますきね ひまわりさん
だって いつでも おひさまみてる♪
あら?
プールの方で何か始まったぞ。
あら?
服を脱ぎ始めた。
池さんたちは?
池さんは
いつもと変わらない
気がするけれど…。
あっ、
お母さまが笑ってる。
ああ やっぱり!
プールで遊ぶのだ!
まずは海の組から。
幼稚園のプールは
広めのお風呂くらいで、
子どもたちには
ちょうどいい。
お水は
子どもの友だちだ。
クラスの名前だって
“海”だもの。
お顔に水がかかったって
文句を言う人などいない。
お水に身体を任せて、
いろんなことを
試している。
おまちどおさま。
次は川の組。
川さんたちも
勇気がある。
なんといっても
クラス名が”川”なんだもの。
身体だって
去年よりこんなに大きくなった。
飛び込みだって
この通り。
カメさんになったり、
ワニさんになったり。
だんだん お水に慣れてきて、
思いきったことをしはじめる。
おまちどおさま。
やっと池の組。
お水もずいぶん温まった。
池さんたちも
お水を恐れない。
こんなに小さいのに
なんて強いのだろう。
お水のゆりかごに揺られ、
ゆらゆら
ゆらゆら。
ゆらゆら
ゆらゆら。
勇気を出して
泳いでみる。
お顔をつけてみたら…!
小さい かわいい
池さんたち。
また海の組。
ハワイで身体を温めながら、
いつまで続くか
プール遊び。
夏のプールようちえん。
今日は七夕。
子どもの世界の幸せを
夜空の星たちに祈ろう―――!