新しい自分になって 2016.06.30
梅雨くんの休息。
真夏になったら
かわいい水着で泳ぎたい!
水中メガネと
浮輪もほしい!
こうしたい。
こうしよう。
イメージが膨らむ朝。
今日は お庭で遊べるのに、
昨日の続きを始めた
積木のお部屋の海さんたち。
昨日の続きができあがる。
なわとびも続く。
砂場の遊びが始まった。
しっとりした砂の気持ちよさ。
風を切る気持ちよさ。
園庭に
青函トンネルがある
嬉しさ。
入口も出口も
決まっていないのに、
事故を起こさない
判断力。
子どもにだって
常識がある。
大人が なんにも言わなくても。
昨日の続きの
おいしいもの屋さん。
やろう やろう!
またやろう!
あ、
おねこさんが食べにきた。
お客さまが
次々にやってくる。
種まきもしている。
ツリーハウスのクヌギは
虫たちのレストラン。
この樹液に集まってくる。
ダンゴムシも捕まえた。
右から2番目のブランコに乗りたい
子ども。
代わってくれてありがとう。
「しっかりつかまってね」
「落ちても離さないのよ」
手に神経が通うように。
あっ、
今度は代わってあげたのだ!
ありがとう!
こうして
外側から ただ見ていると、
この幼稚園は
ただ遊んでいるだけのように見える。
そう。
子どもたちは
幼稚園に遊びにきている。
自分たちはただ遊んでいる
と思っている。
いっしょうけんめい遊んで、
ただただ
楽しい。
自分たちが教育されているなんて
思っている子どもはいないけれど、
保育者たちは
子どもたちにはわからないように、
一人ひとりを
そっと教育している。
子どもたちの遊びに
入りながら。
あるいは、
子どもの遊びの
外側から。
昨日より今日、
今日より明日と、
子どもたちの力が
積み重なっていくように―。
子どもたちが
自分の持っている力を
せいいっぱい使って伸びていけるよう、
保育者たちも
自分のせいいっぱいを使う。
この幼稚園のお母さま方も
子どもたちのために
自分の持っている力を使う。
いっしょうけんめいは
楽しい。
今日は手作りサークル。
苦しいことがあっても
心の友がたくさんいる。
お母さまのお弁当を喜ぶ子どもが
ここに
こんなにいるのだ。
子育ては
苦しい時もあるけれど、
気を取り直し、
新しい自分になって、
またがんばるのだ。
せっかくお母さまになったのだもの、
苦しく楽しく
苦楽しく、
味わいながら
この途を歩こう―――!