新しい自分を 2016.06.01
緑滴る幼稚園の
お花先生
大忙し。
だから、
今日のブログは昨日から始まる。
出会いの朝。
転ぶ朝。
三輪車の朝。
それぞれの朝。
親子の朝。
弟たちの朝。
幼稚園の朝は
自然に始まる。
1人やってきた その時からが
保育なのだ。
ブランコの順番を待つ人。
いっしょうけんめい待っていると、
優しい人が
必ず代わってくれる。
嬉しい!
嬉しい!
「あ、これ柿の実?」
「これ、
さるかにの木?」
雨上がりは
仕事が
たくさん。
鉄棒の上達が嬉しい。
競い合う
海の組。
自分のイメージ通りに
身体が動く喜び。
大きくなったのだ。
川の組も。
自分の持つイメージを
形に現す
喜び。
実習生のお姉さん先生も
お手伝い。
池の組も。
「こうしたいの」
「こういうのがいいの」
イメージに向かって
いっしょうけんめい。
狭いところを
わざわざ通り抜ける。
子どもは
難しいことをしたい。
走りたい
子ども。
駆け抜ける喜び。
嬉しい お友だちの重さ。
「スズメガがとれたよー!」
「ほらね!」
ウンモンスズメ か。
「まだ小さいね」
「逃がしてあげようか」
海の組にいる
忍者。
さるかにの ハチの“槍”から、
忍者の“剣”になったらしい。
こんなに跳べるし、
こんなに
かっこいい。
「うわっ! うわっ!」
「すごいダンゴムシ!」
「ダンゴムシのおじさんかなぁ」
「ダンゴムシのおすもうさんだよ!」
「何食べてこんなに大きくなったんだろう?」
「すごいねぇ!」
「すごいねぇ!」
「ダンゴムシさん、葉っぱ好きでしょ」
電車だって
葉っぱが好き。
「傘にすれば
雨が降っても濡れないよ」
幼稚園の自然の中、
いつのまにか
お友だちになった
子どもたちが
いっしょうけんめい
遊んでいる。
「あ、代わってくださった。ありがとう!」
毎日
まいにち
いろいろなことに出会いながら、
新しい自分を
作りあげているのだ。
ここでも
ここでも
ここでも。
ここでも
ここでも
ここでも。
子どもたちは、
毎日自ら
新しい自分を育てているのだなぁ!
そして、
今日から6月。
夏帽子。
ダンゴムシ好きさんは
この帽子の方が好きなのか。
「白い帽子、
ちょっとキツくなったみたい」
「前はブカブカだったのにね」
6月の朝。
嬉しい朝。
だってね、
今日は
2階ホールで
お母さま方が
フリーマーケットをするのだ。
この日のために大切にとってあった
いろいろが並んで、
まるで
子どもたちの
お店屋さんごっこのよう。
みんな、
我が子のため、自分のために
いっしょうけんめい選ぶ。
幼稚園OGのお母さま方も
やってきて、
懐かしいお話も弾んでいる。
みんな
いいお顔だ。
手作りポップコーンや飲み物、
おいしい野菜や
園芸の苗まで
格安で販売している。
年に2回の
フリーマーケット。
お母さま方も子どもたちと同じ。
思ったことを成し遂げる
充実感に
溢れている。
お母さま方も育っていく。
新しい自分を作りあげていく。
この、教育の故郷で、
大人も
子どもも―――!